七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先でのよしなしごとを。

『 わたし、ラジオの味方です2 』 喬太郎独演会  於 日経ホール / 平成二三年九月八日

寿限無 / 恋丸
死神 / 喬太郎

(仲入り)

番組公開収録 : 喬太郎・広瀬和生・恋丸

 5分で演る / 喬太郎
  長屋の花見
  まんじゅうこわい
  井戸の茶碗
  芝浜

寝床 / 喬太郎



思った以上に収録寄りな落語会だった。・・・これは落語会かな?

英亭恋丸 。“ はなぶさてい ”と読む。 正体は東京FMの柴田幸子アナウンサー。
普段TFMをよく聴くので声には馴染みがある。ほど遠い席から見て、なかなか可愛らしかった。
さすがに喋りがとても滑らかで感心。 けれど、ご隠居の演じ方が女将さんみたいになっていた。
前座にしては少し長かったか・・・喬太郎がTFMでやっている番組のアシスタントなので、
所謂、普通の落語会の開口一番とは趣向が違うのだろうと解釈しておこう。

喬太郎の 「死神」、一年ぶり。 細かいくすぐり以外は多分前の時とさほど変わらず。
一番初めに自分の息子のロウソクを見つけた男に、
「そういう奴だから声をかけた」 と死神が言うところが師の遣り方では印象深い。

仲入り後の公開収録、それぞれ5分ずつで四席はイベントならではの趣向。
師の 「井戸の茶碗」 は一度きちんと聴いてみたいと思っていて、
5分少々で聴かされると逆にフラストレーションが溜まってしまった。 縁があったら、また。
やったことがない 「芝浜」 はかなりの脱線ぶり。 立川流には聴かせられないと笑いをとった。
この辺の暴走ぶりは独演会でしか見られないであろうだけに、貴重と云えば貴重な体験であった。
出囃子にメタルを使うと云う実験的趣向だったが曲がちょっと長過ぎ、噺に被って冒頭が聴き辛かった。

「寝床」 はけっこう当たる根多だ。
幾人かの噺家で何度も聴いているが、実際それほど好きな噺ではない。
昨日は時間が押して少々短めに遣ったので、却ってさらりと聴けて悪くなかった。
七月に喜多八が遣った時も結構さらりと流すところがあって気持ちが良かったのを憶えている。
菊之丞、文左衛門あたりはかなりネットリと遣っていた記憶がある。
人それぞれなのが落語の面白さだ。 好きな噺家、好きな噺、そしてそれぞれの組合せ。
無限の広がりに趣味の深さを感じた秋の入り口のひと夜であった。
 
 
  1. 2011/09/09(金) 11:43:50|
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