七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先での徒然を。

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花緑・三三 二人会  於 北区赤羽会館 / 平成二三年四月九日

二人旅 / まめ緑
大工調べ(通し) / 三三

(仲入り)

二階ぞめき / 花緑


震災後の公演中止や仕事でのキャンセルもあり、ひと月ぶりの落語であった。

「大工調べ」 は三三の師匠・小三治と文左衛門の実演で一回ずつ、
また小三治のCDでは幾度となく聴いているが、いずれも長屋のくだりで噺を下げるもの。
今回は奉行所のくだりまでやる通しであった。 通しは志ん朝の音源で聴き馴染みがある。
生で聴く通しは充実の聴き応え、棟梁が大家に啖呵を切ったところで場内から大きな拍手。
十年後、二十年後と三三の 「大工調べ」 が楽しみだ。

花緑の不思議な貫禄は健在。 ご本人も言っていたが、この人にはつくづく若旦那の余裕がある。
時節柄のまくらではあったが、そこに可笑し味を見つけて場を和ませる。
どんな状況にあってもそこにある小さな可笑しさが目についてしまうと。
それは不謹慎とか不真面目とか云う、悪いことではない。
生きていくと云うことは通り一遍悲しかったり楽しかったりするものではなく、
喜怒哀楽が大小幾重にも折り重なって同時進行して行くものだ。
悲しみが勝つ時もあれば喜びが勝つ時もある。 悲喜こもごもだ。

三三もまくらで震災とそれにまつわる諸事について触れた。
個人的な意見も言われたがそれは会場内に留めておこう。僕には共感出来る話だった。
催行に関してはいまだに賛否が分かれているようだが、ではいつまで、と云うことになる。
僕は月明けが良い区切りだったと思っているのだが、広い意味ではひと月区切りで今月11日だろうか。
それが三ヶ月、半年、一年と、考え方はいろいろあるだろう。
その判断に正解はない、あるのはそれぞれの納得具合だ。

どうにか笑える気分になって来た。 今回はとても楽しめた。
世風は「がんばろう日本」のようだが、別に頑張ることはない、普段どおり。
ただ少し気にかけておくことが増え、忘れていたことを思い出したのは確か。
それを長く持続することが大切。 と、思うけどね。
  1. 2011/04/10(日) 07:57:53|
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