七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先での徒然を。

兼好庵 <弐> 兼好独演会 於 渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール / 平成二三年一〇月一五日

看板のピン / 兼好
金明竹 / 扇
片棒 / 兼好

(仲入り)

コント / オオタスセリ
宿屋の仇討ち / 兼好


昨年11月に開業した渋谷区の施設で、最近落語会が頻繁に開かれている伝承ホール。
もともと渋谷駅界隈の雰囲気を好かないこともあって、何となく敬遠していた会場だった。
今回は予てより兼好の独演会に行ってみたいと思っていたので初めて行ってみた。

黒板塀を思わせる内装はなかなか良い雰囲気だが、椅子の背凭れのデザインのせいか錯覚をおこし、
会場のフラット床のエリアが前の席ほど床が高くなって行くようでとても違和感があった。
傾斜が逆についているかのようで、何とも気持ちが悪い。

シートは列毎に前席と半分ずれ前列の人の後頭部が目の前に来ないレイアウト、つまり千鳥なのだが、
両端寄りの席では却って高座へ向けた斜めの視線が斜め前の人の後頭部とかち合ってしまう。
自分の席がまさにそれで、不自然にカラダと首を捩って二時間たっぷり、首が痛かった。 やれやれである。
小さい函では席を整列させて、ステージとの高低差を稼いだ方が良い。

あとは若干音響がライブ過ぎて声がキンキンと耳を突いた。
これは兼好の声質もあるかも知れないけれど。

そんな訳で、個人的には今ひとつな会場であったが、桟敷席には一度座って見たい。


さて、兼好。
演目数の関係か、前座より前に一席やると云うイレギュラー。
先日も三三で聴いた 「看板のピン」。
親分は三三、お調子者の三下は兼好、遣り方の好みとしてはそんな感じ。
兼好は落ち着きのないおっちょこちょいが填まる。

その点で 「片棒」 の次男、銀次郎など真骨頂であった。
自分は会場で爆笑する方ではないが、声を上げずに腹を捩って笑った。 脇腹痛し。

「宿屋の仇討ち」 にあってはお調子者三人組だ。
終始騒がしいこの連中に笑いを休む暇もなかった。
ただ、座興好きなお侍に関しては白酒の方が面白いか。

そう、兼好と白酒には同じグルーヴを感じる。
話芸も所作も切れが良く、スピード感があってリズミカル。
長講をやっても中ダレすることなく聴かせるあたりに通ずるものがある。

兼好・白酒 二人会など聴いたら、スポーツ観戦とかライブに近いものがあるかも知れない。
 
 
  1. 2011/10/16(日) 15:57:35|
  2. 演芸など
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