七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先での徒然を。

『 古典こもり その六 』 鯉昇・喬太郎 二人会 於 イイノホール / 平成二三年一〇月ニ八日

転失気 / 鯉津
饅頭こわい / 喬太郎
芝浜 / 鯉昇

(仲入り)

犬(鳥)の目 / 鯉昇
竹の水仙 / 喬太郎


イイノホールが落語とは縁の深い函であることくらいは落語聴きとして日の浅い自分でも既知であった。
四年前に一旦閉館しこの秋、新飯野ビルに再オープンしたばかりで、
いま落語会が開かれている中では最新の函となる。
前のホールを知らないので比べようもないが、
初めて訪れてみると自分がイメージしていたよりは小振りなホールであった。
考えてみればオフィスビル内にあるホールである。十分過ぎる規模と云えよう。
今回は荷物があってどうしようかと思ったが、クロークサービスがあり大変助かった。。
音響は少々高座の声が遠くまたライブであるが、
その距離感は不自然に声が近いより臨場感があると云えるかも知れない。
席は千鳥、先日行った渋谷の伝承ホールとフロア形状が違うこともあって非常に見易くよい配置であった。
ホール自体のインテリアは自分の趣味ではなかったが、
エントランスホールや小振りなホワイエあたりはシックなデザインと雰囲気で、
こうしたものを所有出来るなんて、海運会社と云うのはお金持ちなんだなぁと改めて感心してしまった。

肝心の落語。
確か記憶では、この会 『その六』 は震災四日後の三月十五日に予定されていた筈だ。
券も持っていたが中止になり、返金があったのを憶えている。
事情が事情なので戻って来た木戸銭は懐におさめず義捐金にしたのだった。

まさかこんなに早く魚勝に会えるとは思わなかった。
やはり 「芝浜」 と云えば年の瀬の印象が強いから、
まだ十月にそれを聴く心用意がなかったとでも云おうか、
もう 「芝浜」 かと少々気分的に焦らされるものがあった。 鯉昇さん脅かさないでよ、である。

喬太郎のトリは途中まで 「竹の水仙」 か 「抜け雀」 か分からなかった。
今日は 「抜け雀」 の気分だなと思ったのだが逆であった。
師の 「竹の水仙」 は後半少々騒がしい。 あそこをもうちょっと抑えて欲しいと聴く度に思う。
しかしあれが喬太郎節と云うものであって、やらなきゃやらないで物足りないのかも知れない。
聴く側の気持ちの匙加減も難しいものだ。
 
 

  1. 2011/10/29(土) 16:13:39|
  2. 演芸など
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