七人の敵

男、閾を跨げば七人の敵と数多なる素晴らしきものごとあり。 都会から山河海島まで、外出先でのよしなしごとを。

鈴本余一会 『第五回 古今亭菊之丞独演会』  於 鈴本演芸場 / 平成二三年一〇月三一日

手紙無筆 / 朝呂久
幇間の腹 / 馬吉
文七元結 / 菊之丞

(仲入り)

曲独楽 / 三増 れ紋
火焔太鼓 / 菊之丞


原則、余一会の券は鈴本に行かなければ買えない。
発売日の発売時刻をめがけて足を運んだが、座席表は最初から随分な数が黒塗りに。
「師匠の方でご贔屓さん用にお持ちになった分」と木戸口のおねえさん。
当初、黒塗りは下手側半分くらいだったが じわじわと上手側に侵攻してきて、
いよいよ今回は木戸口で買える席が随分と少ないのである。
今のところ皆勤で足を運んでいるが、そのうち券が手に入らなくなるかも知れない。
ご贔屓さんも大事だろうけれど、
わざわざ時間と交通費を使って前以て上野広小路まで足を運んで券を求める客にも
良い席を多少なりとも残しておいて欲しいものだ。

昼間は一門会だったとのこと。 昼夜の力配分で悩んだと笑わせる。
「文七元結」 「火焔太鼓」 と三遊派(古今派?)の十八番が並ぶ。 豪華な番組である。

しかしどうしたものか・・・何故かグッと来るものがなかった。
「文七元結」 では細かい違いが気になった。 どこか鋤きが入ったような感じ。
昨年暮れに聴いた談春の一席が強烈な印象を残したせいもあろう。 何か物足りない。
師の 「火焔太鼓」 は二回目だが六月に聴いた時の方が良かったように思う。
こちらは落語聴きとしては新米だ。 聴き取る耳力がなかっただけなのだろうか。

こうしてブログに好き勝手書きながらいつも思うのだ。
落語のいろはもまだ分からない自分が何を以って偉そうにと。
頓珍漢な事を書いているのではないか。 それでも臆せず書いて行こうと。
初めて落語を聴いた人、幾万回落語を聴いた人、それぞれの感想があって然るべきだし。
それでも、どなたか行かれた落語通な方がどこかで昨日の菊之丞を説いてくれたらなぁとも思う。

それでも客の反応が良い。 一部の席が特に盛り上がっている。
それはそうだ、独演会。 ホームゲームである。
ふと “ ご贔屓さん ” と云う言葉が頭を過ぎる。

必ずしも持っている実力とその日の出来が合致するものでもないはず。
昨日の菊之丞はどうだったのだろう。

そしてなぜか朝呂久の 「手紙無筆」 が印象に残っているのである。
 
 
  1. 2011/11/01(火) 12:25:27|
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